久しぶりの投稿です。
バリ島から外国人旅行者がいなくなってほぼ1年。ひっそりと静まり返った街に増えていく空き店舗、草木が生い茂って荒れ果てた光景、はじめは異様だったこの景色にも今はだいぶ慣れてしまったけれど、また観光客が戻って来れるようになったら一気に活気が蘇ってくると信じてます。
打って変わってツーリストエリアではない、インドネシア人のエリアはわりと普通の生活が繰り広げられていて、デンパサールの街中は人もバイクも車も多いし、ローカルに人気のワルンや屋台は相変わらず活気があります。
レストランやカフェに全然行かなくなった分、今まで食べたことがなかったバリ料理やローカルフードを食べる機会が増えました。
インドネシア人の友達に教えてもらったり、差し入れてもらったり、やっぱり地元の人は美味しいものをよく知ってますよね。
グルメなインドネシア人友達は持つべきです(^_-)
ということで今回は、インドネシア人に教えてもらったバリ島ローカルフード6選!を紹介します。
おなじみのものから、ちょっとめずらしい料理までいろいろ選んでみました。
バリ島ローカルフードが好きな方、ぜひ読んでみてくださいね。
ではスタート!
目次
人気店の味を受け継いだティパッチャント
昔、Cik Bolam (チッ ボラム)という人気のお店があったそうです。
ボラムさんというおばちゃんの店ですね。
そこはTipat Cantok(ティパッ チャント)という料理が有名な人気のお店でした。
ティパッは椰子の葉で編んだ小さなかごの中にお米を入れて炊いたもちもち米で、このティパッと茹で野菜なんかをピーナッツのソースで和えた料理をティパッチャントと言います。
ボラムおばちゃんが亡くなられて、そこのスタッフがボラムおばちゃんの味を引き継いでオープンした「スムおばちゃんの店」で買ってきてもらったのが写真↑のティパッチャント。
差し入れてくれた友達が、食べる前にこの店のエピソードを熱く語ってくれました。
ソースをかけるとこんな感じに。ソースはその場で一個づつ手作りしてくれるのでフレッシュ、辛さも調節してもらえます。
丁寧に作られてる感じで素朴なのにすごい美味しい!エピソード効果もあったかもしれないね^^;
でもこれはぜひまた食べたい1品☆☆☆
デンパサールのJl.ArjunaだそうですがGoogleMapには載ってないです。
ティパットチャントのワルンや屋台はバリ島にいっぱいあるので、「Tipat Cantok」の文字を見つけたらぜひトライしてみてね。
臭いけど体にいい!プテ豆ナシゴレン
プテ豆(Pete)ってご存知ですか?
でっかい鞘に入ったちょっと大きめ緑の豆(写真の前の方)で独特の風味がします。
これを食べるとお○っこの匂いが強烈に臭くなるそうなんです。(わたしあまりわからないんですが、自分でわからないんだろうか)
人によって好き・嫌いがあるみたいですが、とても体にいいんだよ!と進められて、Gofoodで見つけたプテ豆ナシゴレンをオーダー。
何かの味に似てると思ったんですが、椎茸?ちょっとクセのあるような、でも病みつきになる味がします。
特にここのナシゴレンは野菜とプテ豆しか入ってなくて、上にフライドエッグがドン!それをペラペラのちゃっちいプラスチックのレンゲで食べるのが駅弁みたい↓。
このレンゲの食べにくさも功を成してかすごく美味しくて、確か2回くらい注文したんですが、その後、突然Gofoodから姿を消してしまい幻のナシゴレンになりました(T_T)
プテ豆のナシゴレンや料理は他のお店にもいろいろあるので、ぜひチェックしてみてね。
おすすめ!カランガッサムのブラヤグ
最近のわたしのイチオシ!これもインドネシア人の友達に差し入れてもらって、もう何回食べたかわかりません^^;
Blayag(ブラヤグ)は恐らくもちもち米の名前で、さっきのティパッとまた違ってココナッツの葉でぴっちりと筒状に巻いてあります↓。
これを細かく刻んで野菜やテンペ、鶏肉、サテ、カリカリの魚、ポテト、卵などのおかずと合わせて、↓
こういう感じ。これにスープが付いてきます。
スープをかけるとこんな感じに。もちもち米やおかずがスープを吸っていろんな具材の食感も良くて美味しい♡
ブラヤグはカランガッサムが有名らしく、違う地域のはちょっとどろっとしたスープをかけるところもあるそうで、このお店はカランガッサムスタイル。うちのスタッフはみんな美味しい!と言ってました。
【Blayag Karangasem】
住所:Jl. Gn. Agung No.23a, Pemecutan, Kec. Denpasar Bar., Kota Denpasar, Bali 80118
TEL : +6282247025787
営業時間:昼12時~夜9時、日曜日休み(Googlemap情報)
お昼時はけっこう混んでるそう。
小腹が減ったらバタゴール
バタゴール(Batagor)は、Bakso(肉団子)、Tahu(豆腐)、Goreng(揚げる)の頭文字でBatagorっていうんだそうですね。
すり身団子、ワンタンや厚揚げにすり身を挟んで揚げたもの、などをピーナッツソースで食べます。
肉だと思ってたのであんまり食べたことなかったんですが、友達が差し入れてくれたのは魚で、魚の風味がほんのりして、またここのピーナッツソースが美味しい。
どこのお店かわからないんですが、バタゴールとシオマイ(インドネシア風シュウマイ)も一緒に時々買ってきてくれます。
インドネシアはピーナッツソースを使った料理が多いですよね。
ピーナッツソースにもいろいろ種類があって、お店によっても味が違うので興味深いです。
旅行でバリ島に来てた頃、いつもスーパーでピーナッツソースのかたまりを買って帰って、ガドガド(茹で野菜のピーナッツ和え)にしたり、スティック野菜のディップソースにしたり、テンペバーガーに塗ったりしてました。
ピーナッツソースがあれば、日本でもいろんなインドネシア料理が作れますよね!
デンパサールの美味しい魚のサテ
魚のサテといえばチャンディダサが有名ですが、いつも会社のお祭りの時に出てくるこれ↑はデンパサールのお店ので、チャンディダサに負けないくらい美味しい。
ここもローカルに人気のお店みたいです。
甘いソースで味付けされた魚のサテと、スパイスの効いたつくね風サテリリッ、すり身とスパイスをバナナの葉で包んで蒸したぺぺス、茹で野菜とご飯、さらに魚のスープがついてます。
豆も入って食感もいいし、わたしはここの味付けが好き。
欲を言えばサテとつくねが2本、いや3本づつ入ってたら言うことないかな。(追加して買えばいい)
【Warung Nengah】
住所:Jl. Kebo Iwa Utara No.21, Padangsambian Kaja, Kec. Denpasar Bar., Kota Denpasar, Bali 80117
TEL : +6281353163037
営業時間:朝7時~夕方5時(Googlemap情報)
クルンクンが有名なスロンボタン
Seronbntan(スロンボタン)という料理、最近よく話に出てきて食べてみたかったんです。
ランチはずっと食べてみたかったSerombotan🍴
まだまだ知らないバリ料理がいっぱいある😋 pic.twitter.com/csxnL5BBGx
— padmako_bali🇲🇨 (@padmako_bali) March 26, 2021
ココナッツのモサモサで作ったブンブ(ソース的な調味料)を茹で野菜とかに和えて食べる料理、かな。
バリ島のクルンクンが有名な料理みたいですが、デンパサールにもスロンボタンを売ってるお店がちょくちょくあって、たまたま通りかかった小さなワルンのメニューに書いてあったのでトライしてみました。
正解がわからないのでなんとも言えないんですが、同じココナッツのモサモサを使ったサユールウラップ(茹で野菜のココナッツ和え)にちょっと似てるけど違う味で、わたしはウラップの方が好きかもしれない。
まだ一回しか食べたことないので、また他の店のもぜひトライしたいと思います!
(おまけ)みんな大好きゴレンガン
おなじみ、インドネシア人が大好きなGorengan(ゴレンガン)揚げ物です。
バリ島を旅行すると、あっちこっちで見かけますよね。小腹が減った時やお茶菓子にちょうどいいスナック。
こないだすごい久しぶりに買ったら揚げたてサクサクで、最近たまに買ってます。
Pisang goreng(ピサンゴレン)はバナナのフリッター、Pisang molen(ピサンモレン)はバナナが入った甘いロールパイ風、Ubi goreng (ウビゴレン)は甘い芋の天ぷら、Tahu ishi (タフイシ)は春雨入り豆腐の揚げもの、Ote-ote(オテオテ)は野菜のかき揚げ風、Sinkong(シンコン)キャッサバやTempe(テンペ)を揚げたものなどお店によっていろんな揚げ物があります。
甘くないものは青唐辛子をかじりながら食べるといいパンチになって、ビールのお供にも最高ですよね。
やっぱり揚げ物はタイミングが大事。
ゴレンガンのお店(屋台)は夕方くらいから多くなりますが、わたしは買うお店の揚げたて時間を狙って(その時間の品揃えもチェックして)買いに行ってます^^;
あとローカルのお客さんが並んでたりするお店もきっと美味しいんだと思う。
ゴレンガンのお店もいっぱいあるので、揚げ物好きな人はいろいろ試してみてね!
まとめ
今回紹介した料理、全部10,000~15,000ルピア(80円~120円くらい)でした。
大きさにより15,000ルピアになるけど、写真に載せたのはほぼ10,000ルピアサイズ。
安いし美味しいし、節約中のわたしにはこんなありがたいことはないです。
オシャレなカフェやレストランも魅力的ですが、まだまだ知らないインドネシアやバリ料理の世界が広がっていることを改めて実感したので、もっといろいろ食べて経験と知識を深めたいです。
バリ島の外国人観光客受け入れが再開したら、ぜひトライしてみてくださいね!
ではまた。
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