「Suna Cekuh」ってご存知ですか?
カタカナ表記が非常に難しいんですが、スナチェク、スノチュク、スノチュコー、スナチュックー、、、、という感じ。www (バリ人に検証してみましたが、言う人にも聞く人によっても微妙に差がでます^^;)
ここでは”スノチュク”にしておきますね(^^)v
バリ島に長くお住まいの方や、バリ島グルメ通リピーターさんならご存知だと思いますが、わたしはちょっと前まで知らなかったんです。
スノチュクはバリ語で、
スノ(Suna):にんにく。KesunaとかKesuneと書いてる(言う)時もあります。
チュク(Cekuh):バンウコン。チュコに聞こえたりもします。
つまり、にんにくとバンウコンで作ったバリの調味料、それを使った料理のことを指すようです。
話は遡り、去年Twitterでイカのラワールがあることを知りました。
ラワール(Lawar)は、お肉やらココナッツやらいろんな具材を包丁で細かく刻んだものを混ぜあわせたバリの伝統料理で、お祭りの時にも各家庭で作られたりします。
ラワールって豚肉などお肉を使うもんなんだと思ってたので、お肉を食べないわたし(シーフードは食べます)にはあんまり興味なかったんですが、イカのラワールがあると聞いてぜひ食べてみたくなりました。
でもどこにでもあるわけじゃないので、情報を頼りに探してみたんですが、
1件目、店がなくなってた(ウブド)
2軒目、バリのお祭りの日で休みだった(サヌール)
なかなかイカラワールにたどり着けなくて、よけい期待が膨らみます^^;
その頃、Gofoodの使い方を教えてもらったので、試しに「イカラワール」を検索してみたら、デンパサールで何件かヒットしたんです。
早速オーダーしようとメニューを見ると、ラワール+スノチュクという料理がセットになっていました。
これがスノチュクとの出会い☆彡
ということで今回は、ちょっとマニアックなバリ料理!シーフードのラワールとスナチュクの話です。
ナシゴレン、ミーゴレン、バビグリンはもう知ってる、
ちょっとマニアックなバリ料理が食べたい・知りたい、
イカ・タコが好き、
どこで食べれるの?
どんなふうに作るの?
という方に読んでもらいたい、ちょっとだけマニアックな内容になってます。
バリ島でバリの人に「インドネシア料理で何が好き?」と聞かれて「スノチュク」と答える日本人はそんなにいないと思うので、知ってたらバリの人との話もより盛り上がるんじゃないでしょうか。
バリ料理の真髄ラワールとスノチュク、スタート!
目次
シーフードラワール&スナチュクの店
記念すべき初Gofoodで、Nasi Lawar Nang Etonk というお店のタコのラワールとスノチュクのセットを注文しました。
画像の右下側がタコのラワール、上がタコのスナチュク。手前はタコのサテ(つくね風)、これにスープも付いてました。
お値段は多分25,000ルピア(約200円)くらいで、とってもお得セット。
タコラワールは、超細かく刻まれたタコやココナッツや細かすぎてわからないいろんな具材&スパイスが複雑かつ絶妙に混ざってます。
初めて食べたスノチュクは、ラワールよりは大きめのイカの食感と、何か独特な風味がしました。
両方辛めだったけど激ウマ!!辛くてもやめられない引っ張られる美味しさで、すぐ虜になってしまいました。
数日後、タコナシゴレンとスノチュクセットを注文↓
またGofoodで蛸ナシゴレン😋
ナシゴレンに蛸が入ってるわけではなく、ナシクニン焼き飯の横にスナチュクが添えられてて自分で混ぜ食いするスタイルだ👍
辛いけど美味しいです😍#ナシゴレン #バリ島 #蛸料理 pic.twitter.com/FycvOujRFW
— padmako@bali🇲🇨 (@padmako_bali) March 11, 2020
ご飯の横に添えられてるのがスノチュク。タコがスノ(にんにく)とチュク(バンウコン)でできたソースに絡んでます。バンウコンて独特な香りと味がするんですよね、これが美味しい。
デンパサールの Nasi Lawar Cumi というお店のイカのラワールのセット。
たしかイカラワール、イカスノチュク(か、もしかするとSerapahという料理だったもしれない)、サテ、スープがセットで30,000ルピア(約230円)くらいだったと思います。
色々ちょっとづつ入ってて、これも全部すっごい美味しかったです。
念願のWarung D’Tebaでバリイカ料理を制覇😍オメデトウ、アタシ🎊
へんな時間な上に雨も降ってたからほぼ貸し切りでした👍
イカ様最高👍完全にsuna cekuh中毒になってしまった😝#バリ島 #ウブド #イカ料理 pic.twitter.com/FGKgeGa1UO
— padmako@bali🇲🇨 (@padmako_bali) March 12, 2020
Twitterで教えてもらってずっと行きたかったウブドのWarung D’Tebaというお店にやっと行けた時。
念願だったイカのスノチュク。
これ、イカ好きにはたまらないです♡
これまでのようにセットの一種類じゃなく、一皿全部イカのスナチュクなので、思う存分食べれますよね。
わたしイカが大好きなんで、ついでにイカナシゴレンも行ってしまいました^^;
シンプルだけど奥深い味のナシゴレン、イカの歯ごたえがあっちこっちでブリブリします。
しかしスノチュクといい、ナシゴレンといい全部茶色いですね!茶色いご飯は美味しいんです。
イカ料理を満喫した夜でした♡
トマトのスノチュクを作ってみた
シーフードのラワールももちろん美味しかったんですが、はじめて食べたスノチュクという料理の独特の味にハマってしまい、ちょうどすぐその後から外出自粛をするようになったので、家で作れないのかなぁと試してみました。
今回もわたしの料理先生(うちのスタッフ、バリ人イブ)のレシピを紹介します。
スノチュクなんで、とりあえずスノとチュクを用意すればいいんです^^;
- スノ=にんにく
- チュク=バンウコン(唐辛子の下の茶色いのです)
- トマト。今回はスナチュクのトマトソースにするので使います。
- 唐辛子。これうちの量で、普通はもっと大量に入ってます^^;
- 塩少々
- 砂糖少々
- 油(最後に炒める用)
- トラシ(トマトの横の小袋)小エビの発酵調味料で臭いけど旨味が出ます。
ネットで購入可能です↓
スノチュクにもいろんなレシピがあって、ウコンやレモングラスを入れるやり方もありました。美味しそう!
まず全部の材料を細かく刻みます。
石臼の上のにんにくではない白い細かいのがバンウコン、これが独特の風味の素。
トマト以外の具材を石臼ゴリゴリします。トラシ、塩、砂糖も入ってます。
スノチュク(調味料としての)は、これを油で炒めれば基本的には完成です。
今回はトマトも足してまたゴリゴリします。全部一気にブレンダーでやってもいいと思います。
こんな感じに混ざりました。
熱した油にざーっと入れて炒め煮込みます。これでスノチュクトマトソースが完成。
食べ方の例としては、、、
茹で卵を作って皮をむき、油の中で転がしながら揚げます。
黄身が端に偏った下手くそ茹で卵でスイマセン(-_-;)
全体的に軽く揚げ色がついた茹で揚げ卵を、先程のスノチュクトマトソースの中に入れて少し煮込みます。
トマトのスノチュク揚げ卵絡め、完成!!
お店のスノチュク料理とは違うスタイルですが、バンウコンの独特な風味はします。
トマトが入ってるので爽やかで食べやすくとても美味しかったです!
このソースもテンペや厚揚げに絡めたり、パスタにかけたり、いろいろ使えそうですよね。
まとめ
この画像では左がラワール、右がスナチュク。
同じような色合いで同じように見えますが、材料も作り方もぜんぜん違うんですよね。
インドネシア料理もバリ料理も、作り方や材料など知れば知るほどその奥深さを感じてしまいます。
お店でラワールやスノチュクを食べる時はちょっと辛めかもしれないので、苦手な方は「できるなら辛くしないで」と頼んでみましょう。
無理かなと思いつつGofoodの備考欄にメモしておいたら、ちゃんと辛さ控えめになってました。素晴らしい☆
もしまだスノチュク・ラワールを食べたことがなかったら、次にバリ島に来たらぜひ食べてみてくださいね。
独特な旨さの虜になること間違いなし!
ではまた。