海外在住の方は日本へ帰国したら、日本食材や調味料、日本でしか手に入りにくい(または断然安い)雑貨など色々買って来られますよね。
わたしも一年半前に帰国した時、必要なものは大量に買ってきたつもりでしたが、まさか世界がこんな状況になるとは思いもせず、買いだめてきた日本食材も調味料も日用雑貨もほぼ底を尽きてしまいました。
日本から送ってもらうこともできるけれど、わたしが住むインドネシア(バリ島)は、海外からの品物にはなかなか高額な税金がかかるので簡単には頼めません。
でも最近は、インドネシアのネットショップでも日本の食材や薬、雑貨などいろいろ手に入るので、現地調達できるものや代わりになるものを探しながら生活するのにだんだん慣れてきました。
そしてたまに余計なものもポチったりしてます^^;
外食が減って、うちでご飯を食べる機会が格段に増えたので、現地で手に入る食材やついポチってしまったもので日本風の料理を作るのが最近の楽しみです。
ということで今回は、バリ島で現地調達できるもので作る日本の食卓、というただのうちの日常の食卓の話です。
大したものは全然作ってないですが、いつかバリ島移住や長期滞在を考えている方に、ちょっとだけ役立つかもしれない情報です(^_-)
長くなったので前編と後編に分けてみました。
- 前編:豆腐・麺類・卵・煮物・関西風編
- 後編:家族料理・デザート・代用品編
では前編スタート!
目次
バリ島で日本の食卓、豆腐編
地味だけど大好きな白和え。日本の味ですよね。うちのフレンチメンバー(夫や友達)も好き。
豆腐は昔友達に教えてもらってから、たいていブラワのパサール(Pasar Semat)に夕方来るローカル豆腐屋のを使ってます。
日本の豆腐レベルは別として、ちょっと形の悪い木綿豆腐みたいな感じですが、独特な匂いもなく普通に美味しい。
白和えにする時は一応さっと茹でて使っていて、薄く切って揚げて油揚げにしたりもします。
胡麻は、いつも100均のすり胡麻を日本で買ってきてましたが、今は白胡麻を買ってきて炒って石臼ですってます。手間はかかるけどすりたては香りがぜんぜん違う。すり胡麻があると色々使えて便利ですよね!
この豆腐屋の厚揚げも美味しい!そのままトースターで焼いて生姜醤油で最高にイケます。ネギとか鰹節かけたらもっと美味しい。
豆腐を凍らして水気を絞って高野豆腐みたいにして揚げた豆腐カツ(左上)。
La Brisaのマーケットに売ってるタルタルソースをつけてみました。これ美味しいです。
手前の麺は友達が買ってきたインドネシアのKwetiauという平たい麺、めんつゆで冷やしうどん風。
バリ島で日本の食卓、麺類編
暑いと日本の冷麺が食べたくなります。
うちではコールドラーメンと呼ばれていて家族みんなの大好きメニューですが、人数が多いので一人づつ盛り付けるのは面倒。
なのでうちの冷麺は各自好きな具材を乗せて”勝手にしろスタイル”となってます。
端っこのは蕎麦、ちょっと高いけどスーパーで買えます。
具に埋もれて肝心の麺が見えませんが、冷麺にはスーパーに売ってる中太の生麺を使っていて、6束100円くらいで買えます。普通のラーメンにも使える感じ。
タレをかける前に写真撮ってしまいましたが、タレはポン酢とごま油で簡単なのを作っていて、日本のマヨネーズ(※)も現地調達できるので、マヨ混ぜにして日本と変わらない味で食べれます。
※マヨネーズについては後編で。
インドネシア、たこ焼きブームですよね。
たこ焼きやお好み焼きソースなんかも気軽に手に入るようになったので、ソース焼きそばだって食べれます!
焼きそばの麺はホッケンミー(Hokkien mie)という、冷麺よりもっと太くてもっちりした生麺を使っていて、コレも友達に教えてもらってからハマってしまい、冷凍庫に常備してます。
わたしはティアラで買ってますが、パパイヤにもあるみたいだし、他のスーパーでもたまに見かけます。
※ティアラはローカルスーパーマーケットでデンパサールに2件ある。パパイヤは日系スーパーマーケット。
1パック14,000ルピアくらいだったかな、だいたい3人前くらいあると思う。
日本の屋台の焼きそばみたいな感じで、蒸し焼きにするともっちりして美味しい。
中華系の人が多いインドネシアはこういう本格的な麺類があっていいですよね。
ワンタンや春巻きの皮もいろいろ種類あるので、それを使って餃子も作れます。
日本のカレールーも手に入るので、友達が作ってくれたカレーうどん風。
この麺はさっきのKwetiauという平たい乾麺が使われてます。
インドネシアでは基本卵は生で食べないんだけど、わたしは生食可能卵を買ってるのでこんな風に生卵乗せもできます(^^)
バリ島で日本の食卓、卵編
日本で養鶏の勉強をしてきたワヤンさんがバリ島で育ててる鶏の卵は生食できて美味しい!と在住日本人にも有名で、わたしも買うようになりました。
日本では当たり前の卵かけご飯もここではちょっと貴重。ただこれを食べるのは家族でわたしだけ。
目玉焼きすると白身の部分がこんなふうにぷりっと盛り上がる。
味玉にしても美味しい!
オムレツもいい感じ。
だし巻き。次に帰ったら四角いフライパン買いたいな。
卵が美味しいとお菓子もいろいろ作りたくなりますよね。※卵を使ったお菓子は後編で。
生食可能卵のお値段は、30個(1シート)60,000ルピアだから1個2,000ルピア、スーパーと変わらないし下手すりゃ安い。
注文する場合は最低3シートからで、下記のエリアと曜日に配達してくれます。
【エリア別配達曜日】
- サヌール:月・火・水
- デンパサール:火・金
- ウブド:土
※スランガンのマーケットでも販売されてるみたいです。
詳しくはワヤンさんWA(+62 877 6172 0841)から直接聞いてみてね。日本語OKです!
バリ島で日本の食卓、煮物編
鯖をもらったので、生姜と砂糖と醤油でコトコト煮ました。こういう甘辛いものは白いごはんに合う。
多分こっちの鯖は小さめかも、日本みたな太いのはまだ見たことがない。
スーパーで水煮のまるごと筍が売っていて、既に柔らかいので切って煮てみたら味も染みて意外にイケました。
山椒の葉の代わりにモリンガの葉。
筍あったら炊き込みご飯とかも作れますよね。
里芋の煮たのが食べたくて、こっちで手に入るKeladiという里芋の仲間が、里芋ほど粘り気は少ないけどいけると聞いてやってみたもの。
玉ねぎとか人参入れたので肉のない肉じゃが風になったけど、味は完全に日本の煮物!美味しかったです。
バリ島で日本の食卓、関西風
Shopeeでオタフクソースゲットしたのでとん平焼き作ってみた🐷
フランス人の舌をもうならすマヨネーズとオタフクの最強コンビネーション😋👍#とん平 #オタフクソース pic.twitter.com/YTm9zdYaCi
— padmako_bali🇲🇨 (@padmako_bali) March 20, 2021
先日、Shopeeで2.1リットルの巨大なおたふくソースを友達と買ってしまいました^^;
この量で18万ルピア(約1,400円弱)くらいだったと思う。まだお得ですよね?
日本にいる頃はソース味って全然興味なかったんだけど、今食べたら何だこれ!すごい美味しいやん(T_T)
マヨネーズもソースもあるし、美味しい卵もあるし、とん平を作ってみました。
とん平って関西の食べ物だったんですね、野菜炒めと豚肉を卵で巻いた鉄板焼き、かな。
おたふく&マヨネーズの組み合わせはフランス人も絶賛してました♡
もちろんお好み焼きだってできる!
マヨネーズとソースかけたら絶対この模様にしたくなってしまうわたしは関西人。
お好み焼きに使う豚バラとか牛の薄切りですが、どこのスーパーにもいつも薄切り肉があるわけではないので、前もって頼んでおくといいみたい。
お肉を買うなら、お肉の種類が揃ってて、わりと質も良いグランドラッキーがオススメだそうです。
ミンチ肉とかも頼めばその場で挽いてくれるみたい。
※わたしお肉あまり食べないのでお友達情報です。
日本風の肉の種類ならパパイヤにもありますよね。
チーズとトマトのお好み焼きはネギポンで。
お好み焼きに入れたいキムチや納豆だって手に入るし、インドネシアの具材とかサンバルマタとかもきっと合いそう。
桜えびの代わりは、エビと呼ばれる乾燥エビが代用できるかな。
インドネシアでは乾燥エビのことをエビと呼ぶんですね。www
天かすは使ったことがなくて普通に売ってるのかどうか知らないんですが、丸亀うどんで売ってくれないかな?^^;
鰹節がなかったら、インドネシアの定番フライドオニオンをかけても美味しいですよ。
【おまけ】日本のお弁当
作るの面倒、食べに行くのも面倒、でも日本食が食べたい!ならお弁当も売ってます。
友達に教えてもらったWarung Harum(@warungharum_bali)のお弁当、メインのおかずと惣菜が色々付いて35~40K(約270~300円)、お得!
日替わりでいろいろあるみたいですが、これはミートボールの弁当。
まわりのお惣菜も全部美味しかった!
白身魚のタルタルソース弁当。卵焼きの味が甘めでお弁当に合います。
たまにお弁当を利用するのもいいですよね!
後編へ続く。
後編【家族が集まった時の日本の家族料理とデザート編】↓