最近、インドネシア料理をお家で修行中のpadmakoです。
わたしの料理の師匠はうちのスタッフ(バリ人イブ)なんですが、もう5年くらい働いてくれてるのに料理はあんまり~みたいな感じだったのでずっと苦手なのかと思ってたんです。
が、たまたま作ってもらったイカンピンダン(一般的には魚のトマトソース絡め料理のこと)が絶品で、実は料理できる人だったことがわかり、今になっていろいろ教わってます。
(インドネシア語でイカンは魚、ピンダンとはこの料理に使う鰹のような魚を茹でたやつのことを言うそうで、これを使った料理ということでイカンピンダンと呼ばれるのかな?)
わたしはこの料理でイブが作るバリレシピのトマトソースが大好きで、これだけでもご飯やパンが食べれます。
癖がないのでお子様や、アジア料理苦手って人でもきっと食べやすいんじゃないかな。
イカンピンダンはナシチャンプルにもよくあるおかずなので、旅行で食べたことある人なら懐かしい味ですよね。
そんなバリ人イブのイカンピンダン、日本で手に入る材料でけっこう簡単にできるんです!
ということで今回は、お家で作れるインドネシア料理!イカンピンダン(魚のトマトソース、バリ風レシピ)を紹介します。
日本にいながら、お家でインドネシア・バリの味を再現できちゃいます。
冷蔵庫で日持ちするし、あと一品欲しいって時にも便利ですよ。
トマトソースは単体でもいろんな料理に使えます。
ご飯が進むバリ風イカンピンダン作り、スタート!
目次
バリ風イカンピンダンの材料
左がトマトソースの材料、右はインドネシアではイカントンコールという”かつお”のような魚です。
アジとかサバとか、多分こんな感じの魚だったらできるんじゃないかな。
バリの市場では既に茹でて売られていて、これをピンダンと呼ぶんだそうです。
頭や内蔵を取ってざっと洗ってこんな感じにします。小骨はついててもOK。
トマトソースの材料を説明しますね。
左上:小玉ねぎ。赤わけぎ、エシャロットでもよい。アジア食材のネットショップでも購入可。
右上:見るからににんにくです。
左下:トマトという野菜。わかるっちゅーに。
真ん中の小袋:トラシ。臭いけど美味しい小エビ発酵調味料。
右:唐辛子。青でもOK。お好みの辛さの量で。
真ん中下:キャンドルナッツ。インドネシアではクミリといいます。油分の多いナッツで味にコクが出ます。
マカデミアナッツに似てますね!マカダミアナッツでも代用できるみたいですが、ネットでも購入可能。
右下:ショウガ。
わたしが使った量のバランスは画像のような感じです。これに塩小さじ1くらい、砂糖少々、油も使います。
今回の料理もバリ人イブのレシピ+わたしの好みの材料と作り方です。このレシピはバリ風なんだそうで、インドネシアでも他のエリアだとまた違ったレシピがあるらしいと、イブ談。
トマトの量もバリ島はわりとたくさん使うみたいですが、お隣のロンボク島では1個くらいで唐辛子をいっぱい入れるんだそうですよ。
バリレシピは何が違うの?と聞いてみると、多分キャンドルナッツを入れるとこちゃうかーとイブは言ってました。バリ以外では使わないのかな??
まずは魚を揚げる
頭や内蔵を取って洗った魚は水分を切っておきます。
フライパンに油を入れて温まったら魚を入れます。
水分を切っていても油がバチバチと飛んできますんで、蓋などを盾にして自分の身を守ってください。
わりとしっかりカラッとなるまで揚げます。
揚げた魚は、油をよく切って(ザルで濾してもいい)ひとまず置いておきます。
トマトソースの作り方
トマトソースの材料(トマト以外)を細かく刻んだら、トラシ、塩、砂糖も加えて石臼でゴリゴリします。
石臼でなくても材料を潰せる何か、手早くするならブレンダーにかけてもいいみたい。
わたしは石臼が小さいのでトマトだけブレンダーに別にかけました。
↑ブレンダーにかける前。
好みだと思いますが、わたしは完全にトマトジュースになってしまわない程度にしておきました。
石臼の材料がこんな感じになるまで潰します。
フライパンに油(ココナッツオイルがあればいい香りになるし、魚を揚げた時のオイルを使ってもいいらしい)をたっぷりめに入れ、温まったら石臼で潰した具材を入れて炒めます。
※油の量をけっこうたっぷりめに使いますが、苦手は人はもう少し減らしてもいいと思います。わたしも最初見た時、こんな使うの!とちょっとビックリしました^^;
全体に火が通ったら、潰したトマトも入れてざっくり炒め少し煮込みます。
煮込むとこんな感じになってきます。
ちょいちょい味見して塩、砂糖の加減を調整してください。自分が美味しかったらOKです^^;
結局一緒になるので、最初からトマトも全部ブレンダーにかけてもいいのかもしれませんが、うちでは分けて作りました。
魚とソースを絡める
ソースができあがったら揚げておいた魚の登場です。
魚をトマトソースの中に入れまーす(^^)/
少し煮込むとこんな感じ、美味しそうになってきました!いい香り~
バリレシピのイカンピンダン完成!!
冷蔵庫に保存して2日おきくらいに火を通していれば、1週間くらいぜんぜん美味しく食べれます。
わたしは作りたてより、時間が経った方がより味が落ち着いて好きです。冷たいままでも美味しい。
日本でいうところの佃煮?みたいな感じでしょうか、ご飯がなんぼでも食べれますよ~
いろんな食べ方
白いごはんとこれだけで、わたしには十分ごちそうなんですが、、、
黄色いご飯&いろんなおかずと一緒に盛り付けてみたり。
左のは豆入りココナッツふりかけ。ご飯にかけるとカリカリ食感+ほんのり甘くて美味しいです。
黄色いご飯とココナッツふりかけの作り方記事はコチラ↓
トマトソースはそれだけでもいろいろ使えます。
厚揚げ(インドネシアだとタフといいます)やテンペにつけたり絡めたり、
トルティーヤチップスにちょっとつけたりしても美味しかったです。
上の黄色いソースは、お肉料理なんかに使うインドネシア料理の基本の調味料。
黄色いソースの作り方の記事↓
パンにも合うのでバケットに塗ってみたり、ハンバーガーを作る時のソースに使っても美味しいかも!
まとめ
インドネシア料理って材料や作り方が日本食とはだいぶ違うので、なんかハードル高い気がしてたんです。
でもこのレシピはわりと手軽に揃う材料だし、全部ブレンダーにかけてしまえばけっこう簡単で、でも出来上がったらなかなか本格的なインドネシア料理に仕上がっちゃいます。
唐辛子の量を多くしたり青い唐辛子を使えば、もっと地元の味に近づくと思いますが、辛さは控えて砂糖を少し多めにしてトマトの甘みを強調すればお子さんにも食べやすいんじゃないかな。
海外旅行が難しい今、お家にいながら外国の料理が作れたらちょっと楽しくないですか?
よかったらぜひお試しくださいね。
ではまた。