バリ島デンパサールでは先日から1ヶ月間(ひとまず)、PKMという移動規制が始まりました。
※インドネシアはBPJS(健康保険)とかSD(小学校)とか、なんでこう頭文字のアルファベットを並べた名前が多いんですかね?全然覚えられないです^^;
別エリアからデンパサールへ仕事に行く人なんかは、会社から証明書を発行してもらって移動するんだそうです。
そんなバリ島で今日も引き続きステイホームしているpadmakoです。
世界中でステイホームがキーワードになった今、お家でお料理にトライする人が増えましたよね。
わたしも外出自粛で気軽に味わえなくなってしまったインドネシア料理を家で作れたらいいなーと思いはじめ、家のスタッフに教えてもらってずっと食べたかったサンバルを作ってみることにしました。
サンバルはインドネシア料理には欠かせないソース(基本辛い)で、それはそれはろんな種類があるみたいです。
基本的なサンバルといえばトマトの入った赤いやつかと思いますが、わたしが食べたかったのは日本人にも絶大な人気を誇る「サンバルマタ」と、ボンコという植物の茎を使ったちょっと珍しい「サンバルボンコ」というサンバルなんです。
というこで今回は、ステイホームでインドネシア料理にトライ!サンバルマタとサンバルボンコを家で作ってみた話です。
サンバルはインドネシアではおかずや料理に添えて食べる薬味的存在ですが、美味しいサンバルがあればおかずがなくてもご飯がいっぱい食べれてしまうという、日本人にとったら美味しい漬物?みたいな感じでしょうか。
焼き魚とか魚のフライとか、唐揚げとか、厚揚げとか納豆とか冷奴とか???わかりませんがきっと工夫次第で日本の料理にもいろいろ合うと思うんです。
日本にいながらインドネシアで食べたあの味を再現してみたくないですか?
病みつきになる美味しいインドネシアのサンバル作り、スタート!
目次
サンバルマタ&サンバルボンコの材料
サンバルはお家によって材料や作り方がいろいろあると思います。
今回はうちのスタッフ(バリ人)のレシピ+わたしの好み、で作った方法をご紹介しますね。
↑画像が両方のサンバルをつくるための材料、あと塩、ココナッツオイルも必要です。
※画像の材料=使った量ではありません。
左上:トラシ。小エビを発酵させたペースト(or 固形)調味料でインドネシア料理によく使われます。強烈に臭いけど料理が美味しくなるよ。
右隣:小玉ねぎ、というか日本では赤わけぎって言うんですね。エシャロットと同種になるのかな、インドネシア語ではバワンメラと言います。(ここでは「小玉ねぎ」と呼びますね)
下左:生姜
右隣:唐辛子
下:コブミカン。ライムでも代用できると思います。
右の長いやつ左:レモングラス。レモングラスが生で食べられるってサンバルマタで知りました。
一番右:ボンコというショウガ科の植物の茎。英語ではトーチジンジャーと言うそうです。ボンコの花を使ったサンバルもありますよ。
■サンバルマタ(Sambal Matah)の材料:小玉ねぎ、レモングラス、コブミカン、唐辛子、トラシー、ココナッツオイル、塩
■サンバルボンコ(Sambal Bongkot)の材料:小玉ねぎ、ボンコ茎、生姜、唐辛子、トラシー、ココナッツオイル、塩、隠し味的に砂糖少々
※タイ食材のお店「Thai Food Market」さんでもいろいろ揃います。
サンバルマタの作り方
まず材料を細かくするんですが、
レモングラスは皮をむいたら石臼のこいつでこうやって叩きます。既にいい香りがしてきました~
で、こんな風に裂けたら、
ざくざくと切っていきます。太いネギを刻むみたいな要領かな?
細かくなったサンバルマタの材料。量はかなり適当です^^;
コブミカンは種を簡単に取ってぎゅっと絞ったら、皮はそのまま入れとくのがローカルっぽくて好きです。
唐辛子はうちはかなり少なめですが、普通はもっといっぱい入ってますね。小さい緑の唐辛子使ってるやつもあります。種は取った方が辛くない。
唐辛子ってうっかり触ると指がヒリヒリ燃えてきますよね(T_T)、指先に油塗っておいたらいいそうです。
小玉ねぎはスライスに切ったのもあって、よりシャキシャキ感が出ると思います。
ここで味付けの塩も入れますが、バリ島クサンバの塩とか、お気入りの美味しい塩がある人はそれで味付けするとより美味しいんじゃないかな。
※黒いのは塩です。(うちの塩、焼き塩なんで黒いんです)
わたしはレモングラスが好きなので、小玉ねぎとほぼ同量に近いくらいレモングラスが入ってますが、もっと少なくても、または入れなくてもアリだと思います。
で、ここにトラシを入れるんですが、その前に一手間。
フライパンにたっぷりめのココナッツオイルを入れて、温まったらこういう風にトラシを入れて両面を炙ります。
※強烈に臭いので換気の用意を^_^
この時は全体の量が多分200~300g作ったと思うので、トラシはほぼ1個使いました。
炙ったトラシーを先程のボールに混ぜ込み、さらにトラシを炙ったオイルも加え、さらにココナッツオイルをお好みで足して、塩加減を調節したら完成!
うちのは油少なめですが、もっとひたひたに入ってるのが普通かも。その方が空気に触れなくて長持ちするからかなぁ?
サンバルマタのマタはインドネシア語で「生」という意味で、基本的に火を使わないで作るからサンバルマタなんですね。
サンバルボンコの作り方
こちらも全部細かくしていきます。
ボンコは皮をむいた中の部分をこんな感じで切っていきます。
切ったボンコに塩を加えて、ぎゅうぎゅうと塩もみして水分を出していきます。(塩もみだけなんで普通の塩でもOK)
するとこんな感じになりました。
細かくなったサンバルボンコの材料。
こちらはトラシは炙らずそのまま投入しました。こちらもほぼ同量作ってトラシ1個。適当です^^;
ボンコは生では食べないそうなので、フライパンにココナッツオイル(サラダ油とかでもいいみたい)をたっぷりめにいれ、温まったら材料を投入し全体に火が通るまで炒めます。
ここで隠し味的に砂糖を少々入れてました。さらに味見しながら塩加減も調節していきます。
完成!なぜか白っぽく写ってしまいましたが、実際もうちょっと茶色い感じの仕上がりです。
食べ方の例、、、
家ナシチャンプルと作ったサンバル添え🍴
これは写真のための量で、この倍は食べてます😝😝😝
サンバルもこんなちょっとで足りません😅
パパイヤの葉、慣れてきてちょっとなら生葉をサラダに混ぜて食べれるようになってきた😋#ナシチャンプル #サンバル #ランチ pic.twitter.com/r57dbADJgi
— padmako@bali🇲🇨 (@padmako_bali) May 13, 2020
ほんとにこれ見た目のためにちびちびしか乗せてませんが、もっと山盛り食べた方が美味しいです!!
特にうちの辛くないのでバクバク食べれてしまいます^^;
でもこのサンバル両方、作ってすぐよりちょっと時間が経った方がより美味しくなる気がします。味が落ち着くのか馴染むのか、日本のカレーみたいなもんでインドネシア料理も時間が経った方がより美味しくなるものがありそうです。
まとめ
サンバルマタは揚げ魚や魚料理なんかによく添えられてて、サンバルボンコは何だろう?バリ風ローストダックバナナの葉包みに添えられてた記憶があります。
外で食べるサンバルは美味しいけどけっこう辛いので、家で作ると辛さを好みのレベルに調節できるのがいいです。
今回の作り方や材料や量も自由に好きにアレンジしてみて、美味しかったらまたそれもアリですよね。
使い方も無限大で、日本の料理にもきっといろいろ合うんじゃないかと思うんです。
納豆とか冷奴はまだわたしも試してませんが、なんか美味しそうじゃないですか??
サンバルマタはマヨネーズや醤油とも相性良いと思うんです。せっかくの味をぶち壊してるかもしれませが、^^;
ただ日本ではあまり日常的ではないレモングラスとかボンコとか珍しい食材を使ってるんで、食べ合わせ的にどうなのかまではわからないので、もしご存知の方いたらぜひ教えてください(^^)/
ボンコは日本では入手困難かもしれませんが、他の食材はたいていアジア食品店のネット販売なんかでも手に入るみたいなので、興味のある方はこのステイホーム中にぜひトライしてみてくださいね!
ではまた。