今日もステイホーム in バリ島。
家でいろんなことができて楽しいです。
最近、お家でインドネシア料理クッキングにハマっていて色々挑戦してます。
わたしハマり症なんで、多分、しばらくしたらパタッとやらなくなるかも(^_^;)
今日はみんなが大好きな黄色いご飯「ナシクニン」をお家で作った話をシェアしたいと思います。
(インドネシア語で Nasi(ナシ) = ご飯、Kuning(クニン)= 黄色 )
インドネシアでは代表的な料理でお祝いごとに出てきたり、今はナシチャンプル屋さんでも気軽に食べられますよね。綺麗な黄色とほんのりとした味わいが日本人にも人気です。
前回のブログで紹介したサンバルマタやサンバルボンコと食べても美味しいですよね。
前回の記事↓
日本のおかずと合わせても美味しく食べられるし、食卓がカラフルになりますよね!キッズも喜びそう。
いろんなレシピがあると思うんですが、基本的な作り方なら日本で揃う材料でわりと簡単に作れるんです。
けっこう夢中になってしまうかもしれない、ナシクニン作りスタート!
目次
ナシクニンの材料
ナシクニンもお店や家庭によってレシピがいろいろあるようです。ここで紹介するのはうちのスタッフ(バリ人)のレシピ+わたしの好みのやり方なので、お好みでアレンジしてみてくださいね!
ココナッツが手に入る場合の材料。左のボールはココナッツミルク水。ココナッツの中のモサモサに浸るくらいの水が入ってます。
日本で作る場合はココナッツが手に入りにくいと思うので、市販のココナッツミルクで代用してくださいね。
こっちの方が手軽なので、わたしも普段は市販のを使ってます^^;
ココナッツ以外の材料は、
ウコン:黄色の色をつかさどります。バリ島は生ウコンが一般的ですが、ターメリックパウダーでも代用できると思います。生ウコンを使う場合、わたしは濃いめの色が好きなので3~4合炊くのに人差し指くらいの量を使ってます。
ダウンサラム:インドネシアにはローリエがなくこれを代わりみたいに使うそうなんですが、日本だったらローリエでいけると思います。3~4合炊くのにわたしは2枚くらい使ってます。
レモングラス:日本でもアジア食材のネットショップ「Thai Food Market」さんなどで手に入ります。(小玉ねぎなんかも販売されてます)3~4合炊くのに2~3本入れてます。
これに白米とお塩が要ります。
ココナッツミルクは1パック(200mlくらい)で、足りない分はウコン水(後ほど出てきます)で補って3~4合くらいの量が炊けます。
ナシクニンの作り方
ココナッツがある場合。先程の水に使ったココナッツをしっかりぎゅっと絞ってココナッツミルク水(左)と絞ったココナッツのモサモサ(右)に分けます。
ココナッツミルク水はザルなどで濾しておきましょう。
生ウコンを使う場合はおろし金でおろします。
ウコンは色素がキツイので服や調理器具などにつくと取れない場合もあるので注意してください。指先ももちろん真っ黄色になりますが1~2日で取れます。ネイルしてる人も気をつけてね。
おろしたウコン(またはターメリックパウダー)に水を加えこんな感じのウコン水を作り、先程のココナッツミルク水の上にザルをセットして濾します。
洗ったお米にレモングラスとダウンサラム(ローリエ)を入れます。
レモングラスは皮をむいて、こんな感じで下の部分を包丁の裏などで叩いて割いておきます。
お米の量に合わせて先程作っておいたココナッツミルクウコン水を入れて、塩も入れます。全体にほんのり薄い塩味がつくかな~くらいの量で。
市販のココナッツミルクを使う場合も同じで、炊くお米の量に合わせてココナッツミルク1パックにウコン水や水を足して調節してください。
ここでわたしはココナッツオイルをひとたらしだけ入れてみました。なんとなくいい感じ^^;
そして炊飯器のスイッチを入れます。これが一番大事!www
そしてご飯が炊けたらワクワクして蓋をあけましょう。
いい感じに完成!レモングラスのいい香りがぶぁ~って広がります。ざっくりしゃもじで混ぜておきましょう。
市販のココナッツミルクを使うと上の方にココナッツの膜みたいなのが出ますが、混ぜると馴染んでなくなります。
バリ島なんで(日本でもやりますね)、炊けたらすぐ神様にお供え。
ココナッツふりかけも作ってみた
ナシクニンとよく一緒に食べるココナッツのふりかけSaur(サウル)も作ってみました。ナシチャンプル屋のおかずにもよくある、でんぶみたいな甘いアレです。
ナシクニンを作るのに生のココナッツを使ったら、絞ったココナッツモサモサが残ってますよね?
ミルクを絞ってるのでココナッツ味が薄いですが、もったいないのでぜひこれで作ってみてください。
絞ってないココナッツモサモサを使うとより濃い味のができますよ!
ココナッツふりかけに味をつけるブンブ(調味料)の材料がこちら。(これもうちのスタッフのレシピです)
上の左:ウコン
右横:バンウコン。インドネシアではKencur(クンチュール)と言います。なくてもぜんぜん大丈夫。
上の茶色いやつ:トラシ。小エビを発酵した調味料。臭いけど美味しくなるのでインドネシア料理には欠かせない。
右:にんにく
中段左:唐辛子(お好みの量で)ナシでもOK。
真ん中:塩(うちの塩、焼き塩なので黒いんです)
中段右:小玉ねぎ。日本語だと赤わけぎと言うそうです。これもネットで購入できましが、エシャロットでもいいと思います。
下:砂糖。うちはパームシュガーなので、色が茶色っぽくなります。
量はだいたい画像のバランスで。甘くしたかったので砂糖は結局この3倍くらい使いました。塩ももうちょっと使ったかな。仕上げの段階で砂糖、塩で味を調節してくださいね。
先程の材料を石臼でゴリゴリしていきまーす。あんまり美味しそうではない見た目ですね(-_-;)
※石臼がなくてもこうやって潰せたら何でもいいです。
フライパンにブンブが浸るくらいの油(あればココナッツオイルで)を入れ、温まったら先程作ったブンブを入れます。
ブンブに火が通ったら、ココナッツモサモサを加えます。
まだ水分があるのでしっとりモサモサしてますね。水分が飛んでパラッとしてくるまで根気よく炒めます。
けっこう時間かかります。焦がさなように気をつけてね。
この時にちょいちょ味見をしながら、お好みで砂糖と塩加減を調節してください。
完成!ココナッツモサモサがココナッツパラパラになりましたね。
絞った後のココナッツモサモサを使うと無駄にならずにいいんですが、やっぱりそのままの絞ってないココナッツモサモサ使った方が味は断然美味しかったです^^;
ここにカチャンメラの揚げ豆なんかを足すと、ふりかけにさらにカリカリ食感が加わってご飯との相性もバッチリ!
ナシクニンを盛り付けてみる
せっかく黄色のご飯なので盛り付けも見栄え良くしてみたいですよね!
この時は、バリ風調味料で和えたテンペをバナナリーフに包んで焼いたもの、四角豆を日本のだしの素で炒めたおかず、前回作ったサンバルマタとサンバルボンコも盛ってナシチャンプルにしてみました。
別にインドネシア料理をあわせなくても日本のおかずでも全然合うし、シンプルに目玉焼きを乗せるだけでも美味しそうですよね!
ご飯をお椀型にしてフライドオニオンをちょっと乗せるだけでも食欲そそります。
どんどんハマりすぎてインドネシアのNasi Tumpengという、円すい型のナシクニンにバナナの葉のとんがり帽子がついたものを真似てみました^^;
お祝いの時なんかに、このもっと大きいお山みたいなのと、まわりにいろんなおかずが盛られたのが出されます。
三角の型に使ったのは牛乳パック^^; お家でするならこれで十分!
まとめ
円すい型を使ったナシクニンはお子さんとやったら絶対楽しいと思います!もしかしたらお母さんの方が夢中になるかもしれません。いや、お父さんかもしれないし、おばあちゃんかもしれない^^;
バナナの葉はなしでもいいし、日本なら海苔とか何か他のもので代用してもいいですよね。
プロが作るNasi Tumpengは素晴らしく芸術的でいろんなアレンジがあるんですが、例えば肉そぼろとかを間に挟んで縞模様にしたりとかもおもしろいかもしれないです。
こうなるともはや図工ですね!
まだしばらくはおうち時間が多くなるかと思いますが、よかったらお家でナシクニンを作って、ついでにデコレーションも楽しんでみてください。
そしてバリ島旅行できるようになったら、ぜひ本物を食べにきてくださいね!
ではまた。