インドネシア人の金銭事情。コミッションは潜在能力を発揮させるミラクルワード!?

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バリ島生活

旦那さんの会社のスタッフが、仕事が忙しい時に手伝ってほしいと別のスタッフに頼んだら「それはわたしの仕事じゃないからやらない」と断られたそうです。

理由は人の仕事手伝っても自分にコミッションが入らないからだと。露骨!笑

今回はインドネシア人のお金にまつわる話をしたいと思います。

みなさんは毎月お金は足りてますか?

何にお金を使いますか?

お金の貸し借りはよくしますか?

その国の経済状況、文化、いろんな常識があるので、お金についての考え方も様々ですよね。

もしこれからバリ島やインドネシアに移住したい、長期滞在してみたいと考えておられる方、インドネシア人の金銭事情やお金に対する考えが少しわかっていれば、インドネシア人との交友関係、生活や仕事の場で彼らの心理を理解するのにきっと役立つと思います。

ちょっと毒舌スイッチが入ると思いますが、この記事では、インドネシア人の金銭事情についてわたしの経験から思うことを書こうと思います。

在住者やバリに長く滞在されたことのある方なら、そーそー!と同意してもらえる部分もあると思いますが、よかったら読んでみてくださいね。

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インドネシア人のお金の使いみち

基本的には家賃や食費、光熱費、学費などの生活費、それに家やバイクのローン、借金返済などが一般的だと思いますが、日本と大きく違うと思うのは宗教事に使うお金がめちゃくちゃ多いこと。

例えばバリ人にとって一番大事なセレモニー。彼らのほとんどは信仰深いバリヒンドゥー教なので、毎日のお供えからたくさんのセレモニーなど、宗教事にかかる金額は支出の中でも相当な割合のようです。

大きなセレモニーの時期はみんなお金がかかるので、バリ人の多い会社だったり家のスタッフにもボーナスが出たりします。それでも足りないようでセレモニーの前後はキャッシュボーン(給料前借り)する人が増えます。

それくらい大きな割合を占める宗教行事費(っていうのかな?)。ヒンドゥーに限らず、信仰する宗教がないと捕まる可能性があるくらい宗教が重要なインドネシアでは、宗教行事の際はみんなそれなりのお金が要るようです。

富裕層は別として、一般的なご家庭は実際の総収入に対して必要支出がなんやかんやとあり、貯金や健康保険に入る余裕はなかなかありません。もし余裕があったら、例えばバリ人なら家のお寺を新しくしたりとかそっちに使うんじゃないでしょうか。

インドネシア自体は経済成長してるようなので、桁違いに大金持ちの富裕層もけっこういます。普段着のデヴィ夫人みたいなマダムが、お高めなレストランで贅沢なティータイムをしてる風景なんかもよく見ますしね。

ただ富裕層はこんな優雅なのに、一般的なインドネシア人の現在の平均賃金は3万円前後くらい。昔と比べるとだいぶ上がりましたが、物価もどんどん上がってるので生活は決して楽ではないはずです。彼らなりに節約してみたり、仕事を変えたり増やしたり、サイドビジネスをしたり、自分でビジネスをはじめたり、でもなかなかそう簡単に生活を変えられるわけではなさそうです。

一般的なインドネシア人の金銭事情

バリ島でわたしのまわりのインドネシア人のスタッフや友達の話を聞いていていつも思うのが、

  • 収入と支出のバランスが悪い
  • ローン組みすぎ
  • お金の貸し借りが多い
  • 掛け捨ての保険は興味がない
  • 先のことはあんまり考えないであったらあるだけ使っちゃう
  • コツコツより一攫千金を狙いがち
  • お金の罠にはまりやすい

など。

贅沢してるわけでは決してないんですが、収入に対してちょっと支出が多すぎやしなか?と。

それに一括で買えないものを分割なら払えるだろうとついついローンを組みすぎて毎月支払いに追われている。

結局支払いが間に合わなくてとりあえず人から借りて一時的には解決→でも借りたお金が返せない

そんな中で事故にあってしまい病院にかかったが健康保険がないので払えない→なんとかしてまた借りてかき集めて支払いはしたものの返すあてがないという悪循環。

健康保険があればいいとは思うが掛け捨てタイプはお金を捨ててるとしか思えない。利子がつくものなら興味はあるけど、掛け金が高くて結局入れない。

今に生きる彼らは、あったらあるだけ全部使ってしまい、先に備えて貯蓄しておくという考えは二の次。

そんな状況でだんだんと膨れ上がった借金の額が大きすぎてコツコツ働くより一攫千金を狙いたくなってしまう。

わけのわからないお金の詐欺「25ジュタ(20万円くらい)当たりました!これを獲得するために今すぐ1ジュタ(1万円くらい)を振り込んでください」と言われて、いとも簡単に引っかかってしまう。※ある日、スタッフに今すぐ1ジュタ貸してくれ!と言われたので理由を聞くとこれでした。ある意味、ピュアですよね^^;

日本ではこんな頻繁にお金の貸し借りってあんまりない気がするんですが、ここはあったらシェアが基本なので、身内でお互いに助け合うのは常識です。いいことですが、足を引っ張り合ったら意味がない。

よくないことばかり書いてしまいましたが、もちろんちゃんと将来を考えて少ないお給料の中から計画的にコツコツ貯金したりしてる人たちだっています。でもインドネシアは格差社会なのでギリギリの生活をしてる人の方が圧倒的に多いのも事実。

外国人はATM?

しばらくインドネシアに滞在していると、知り合いや友達になったローカルに、もしかするとお金の相談をされるこがあるかもしれません。これはやっぱり「外国人=ちょっとはお金持ってる」という発想をされがちなので、わたしも今までに大なり小なり相談されました。ちゃんと返してもらったものから未回収のもありますが、経験を経て思うのが、

信用できない人には貸さない。(当たり前ですが)

貸すなら返ってこない(あげる)覚悟で貸す。

友情が壊れる可能性があることを頭に置いておく。

本当に友達なら断るのも彼らのため。

第三者に入ってもらう。

など。

貸して欲しいと言われた金額が自分にとってはそんな大きな額でなかったとしても、相手にとってはかなりの大金だったりするかもしれないので、返してほしいと思うなら半沢直樹になったつもりで返済計画を一緒に考えてあげるなどしないと、結局返せなくて自分の好意が結果的に相手の負担にもなりかねません。

でも友達が困ってたら助けられるもんなら助けたいし、役に立てて感謝してもらえて、ちゃんと返金もしてもらえたら信頼関係もより深まりますよね。万が一、トンズラされても後悔しない覚悟で、よく考えて行動してくださいね。

いまだに物価がすごい安かった時代のイメージで「外国人=大金持ち」と思ってる人もいて、昔住んでた家で近所のおっちゃんのターゲットになってしまい、うちの犬に鶏を殺された、モルモットを襲われた、といちいち濡れ衣を着せられてはお金をせびられました。げっそりする話ですが、こういうのを言われるがままでなく円滑に円満にこなしていくテクニックを身につけるのもここに住む上ではすごく大事なことかなと思います。

コミッションは潜在能力を発揮するミラクルワード

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コミッションの言葉の意味を調べると、委託の手数料わいろって出てきました。

わいろ、、、まぁそれもありますかね^^;

インドネシアではコミッションが日常的に発生します。仲介手数料、紹介のお礼、販売手当なんかが一般的かな。

具体的にどんなものかというと、、、

  • ドライバーがお客さんを提携してるお店へつれていく:お客さんが買い物するとお店からドライバーにお礼料。
  • 家、土地紹介:契約が決まったら大家さんから不動産屋または紹介者。紹介者の紹介者、と間にはいる人みんなに発生する紹介料。
  • お客さんや人、仕事の紹介:ビジネスの紹介などお金が絡む場合は、何かしらの形でお礼や手数料。
  • 売上手当:ショップスタッフが売上に対してもらえる手当。

などなど言い出したらいろんな種類があるようです。

実はこのコミッションが毎月の収入を大幅に支えていたり大きな臨時収入になることもあるので、彼らにとってコミッションという言葉は偉大

コミッションもらえる

または

もらえるかもしれないという期待

潜在能力炸裂!

インドネシア人を俄然やる気にさせるようです。

やっぱり生活かかってますからね、彼らも必死です。ここで頑張って稼ぎたいわけです。

でも逆にコミッションばかり気にすると、冒頭の話のように、コミッション入らないなら動かないという発想も出てきてしまいます。すごい専門的な仕事をしてるわけじゃないんだから、時間があるなら他のスタッフをちょっと手伝うくらい基本給に含まれると思うんですが。。。でも自分の働きには価値があるんだとすごいプロフェッショナル発想でもあるのかも。

日本だって似たようなコミッションはあると思いますが、インドネシア人のコミッションはかなり細かい。日本だったらあえて菓子箱とかの方がよいとされる場面でも、ここでは現金主義

みんな現金が一番嬉しいみたいです。

昔、親しいクタの物売りのおばちゃんのところに日本から来た友達を連れて行った時、マッサージや小物購入で友達がお金を使ってくれたので「これ少ないけどコミッションな」とおばちゃんから渡されてびっくりしました。「わたしインドネシア人ちゃうねんから」と返しましたが、こういう場合もローカル同士なら渡すのが礼儀なんでしょうね。

インドネシア人は基本的にみんなとても親切なので、旅行者が困ってたりするとお金云々じゃなく助けようとしてくれる時もありますが、あまり知らない人からの思いもよらないラッキーな申し出は、一応何も問題なさそうか冷静に考えてみてくださいね。タダほど怖いものはないって場合もあるので。

買い物の交渉で気をつけたいこと

バリ島といえば値段交渉ですよね。値段のついてないお店なら交渉するのが普通ですが、できればお客さん側もお店側も両方がハッピーな買い物になった方がいいと思いませんか?

交渉自体に熱中しすぎると、もう十分値切って安いと思ってるはずなのに、まだもうちょいいけるかも!とあと2,000ルピアとか1,000ルピアでも負けさせようと勝負のようになってる人が時々いてますが、やりすぎるとお店の人の気分を害してしまうかもしれませんよね。

インドネシアルピアは桁が多いので慣れてないと大きなお金と錯覚しがちですが、1,000ルピアって10円以下、5,000ルピアでも今日のレートで40円くらい。

わたしたちの40円と彼らの5,000ルピアの価値はちょっと違います。

普通のローカルの生活は上に書いたように決して楽ではないので、値切ろうとしてる金額がそれだけの意味があるかどうか、やり過ぎてないか一度考えてみるといいかもしれませんよね。もちろん高いと思えば交渉してお互い納得いく値段を探してくださいね。

まとめ

そんなわけで、一般的なインドネシア人は今の生活が少しでも楽になるようになんとかお金を稼ぎたいと思ってる人がほとんどです。

お給料をもらってもローンや生活費、携帯代などにあっという間に消えてしまうギリギリの生活からなんとか抜け出したい。でも家も欲しいしバイクも買い替えたい、セレモニーもあるし、、、とキリがないわけです。

ローンや借金を返してちょっと余裕のある生活をアドバイスする、生活改善アドバイザーとかいないのかな?

日本にはチップの文化がないですがバリ島には一応あります。もし何か親切にしてもらったり楽しい思いをさせてもらったら、ありがとうの気持ちとしてぜひ少しチップを渡してあげるすごく喜んでくれると思います。

あなたのその気持ちが、彼らの生活をちょっと楽にするもしれませんよね!

グッドカルマです。

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