バリ島スーパーのコスメ売り場の近くには薬のコーナーがあります。
この薬コーナーにもバリ島のお土産になりそうな商品があるのをご存知ですか?
バリ島ではジャムウと呼ばれるインドネシア古来から伝わるハーブを主原料とした民間薬が有名ですが、このジャムウ、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」(生命の智慧)が元になっていて、ヒンドゥー教と一緒にインドネシアに伝わってきたんだそうです。
そんなちょっと興味深いジャムウの商品がスーパーの薬コーナーにはいろいろあるんです。
自然派が好き、
マッサージオイルが好き、
効果・効能があるものがいい、
ローカル御用達品に興味あり、
マニアックなお土産が買いたい、
という方に、この記事ではお土産にもオススメ!バリ島スーパーの薬コーナーで買えるローカル御用達アイテム10選を紹介します。
バリ島に来たことがある方なら、これ知ってるー!見たことある!っていう商品がいろいろ登場するかもしれません。それくらい代表的なものばかり集めてみました。
ちょっとした不調ならオイルでマッサージして治してしまうインドネシア人。効果の高いローカル御用達アイテムを厳選したのでぜひ参考にしてみてね!
ではスタート。
目次
バリの万能薬!ボカシ ラブ
ローカル御用達オイルその1、ボカシラブ(Bokasih Rub)。
バリ島では超有名な万能オイルでみんな「ボカシ」と呼びます。
12mlで150円くらい、大きいので35mlでも300円ちょっと、ここにはないですがもっと大きなサイズもあります。
【豆知識】
ボカシの会社の創設者ウィディダナ氏は、日本でEM技術について学び、それをバリに持ち帰ってジャムウの知恵とを合わせて作ったオイルがボカシオイルなんだそうです。
EMとは有用微生物群。人間にとって有用な働きをしてくれる微生物のあつまりのこと。
ボカシオイルは、この微生物によって発酵させるEM技術を使って作られているんだそうです。
成分はココナッツオイルをベースに、シナモン、グローブ、フェンネル、カユプティなどが配合されていて、薬草系の香りがします。
全身のスキンケアやマッサージオイルとして使われますが、効能が幅広くて驚きます。
皮膚の疾患、白癬(水虫とか)、水疱、かゆみ、火傷、虫刺され、捻挫、打撲、骨の痛み、筋肉痛、関節痛、神経痛、肩こり、腰痛、首のこわばり、痛風、足の臭い、へそやピアスの穴、脇の臭い、血行促進、精力増加など。
ミラクル万能オイルとして一家に一個のマスト常備薬。
EM技術とハーブを使ったジャムウの知恵が合わさって、確かに効果ありそうですよね。
薬効のあるオイルでマッサージすることにより、肌から吸収され体内を巡るので、いろいろな効果があるのも納得できます。
肌なじみがよく、あんまりベタベタとはしません。
ハーブやナチュラル系が好きな方へのお土産にもピッタリですね。
※ボカシオイルの会社の商品が勢揃いするお店はコチラ↓
バリ人の友、ミニャッ カユプティ
ローカル御用達オイルその2。これよく見かけませんか?^^;
CAP LANGというメーカーのミニャッ カユプティ(Minyak Kayu Putih)。
ジャムウマークがついてます。
60mlで230円くらい、120mlで450円くらい。※この店、ちょっとお高めかもしれません。
ミニャッはオイル、カユプティはグーグル翻訳で調べるとユーカリとでできますが、ボトルには白樺油と書かれてます。詳しくわかりませんが、白い木のオイルではありそうです。カユプティは上のボカシにも使われてますね。
緑のキャップが一番有名ですが、他の種類もあるんですよ↓
ボルドーのキャップはシトロネラ、虫よけにもなるし香りがいい。紫はラベンダーで癒やしの香り。
他にもたしかローズ系のがあったと思います。
なんか可愛いボトルに魅了されてついつい買ってしまいましたが、実際けっこう使ってます!
こちらもジャムウオイルで、肩こり、頭痛、筋肉痛、関節痛、神経痛、虫刺され、お腹のガスがたまった時、吐き気、胃の不調、肌荒れなど、さまざまな不調の万能オイルとしてローカルに愛用されてます。
こちらぼかしよりももっとさらっとしたオイルで、マッサージして肌に浸透するとどこ行った?というくらいベタつきが残りません。
スースーするので、風邪や鼻づまりの時にもスッキリしますよ。
赤ちゃんも使える、ミニャッ テロン
ローカル御用達オイルの3つ目は、ミニャッ テロン(Minyak Telon)。
こちらもジャムウマーク付き。
カユプティオイル、ココナッツオイルが半々くらいにアニスが少々配合されてます。
60mlで200円ちょっと、125mlで400円ちょっとかな。
ミニャッテロンプラスにはさらにラベンダーとゼラニウムが配合されてるそうです。
こちらは60mlで240円くらい、125mlで480円くらいです。
赤ちゃんのベビーマッサージにも使えるというオイルで、赤ちゃんのいるローカルのご家庭にはたいがいあるオイルです。
虫除けや虫刺されにも使えるらしく、かゆみを抑える効果が高いそうですよ。
アロマスティック、セーフケア
ロールオン系のアロマスティックオイルはいろんな種類がありますが、わたしが好きなのがこのセーフケア(Safe Care)のアロマスティックシリーズ。これはなんせ香りがいいです。
こちらもジャムウマーク付き、カユプティ、ペパーミント、レモン、ユーカリなど天然植物成分が使われています。
頭痛、虫刺され、肩こり、乗り物酔い、気分のリフレッシュに、カバンや仕事机に常備しておけば気軽に使えて便利ですよ。
たいてい150円前後くらいでゲットできると思います。
自然派のサリビンクリーム
上のボカシオイルの会社が作っているスキンクリーム、サリビンクリーム(Saribing Cream)。
ジャムウマーク付いてます。一個400円くらい。
こちらもEM技術が使われていて、超プチプラなのに製法や効能がかなり優秀なすごいクリームなんです。
自然派な方へのお土産にピッタリ。
※サリビンクリームの詳細はコチラ↓
バリ産タイガーバーム、バルサムボカシ
最近、めちゃ気に入っているバルサムボカシ(Balsem Bokashi)、言わばタイガーバームですね。
これもボカシオイルの会社の製品です。一個200円くらい。
まず容器が可愛いじゃないですか!重要なポイントです^^;
クリームが柔らかめで塗りやすいから、元祖のタイガーバームよりわたしは好きです。
開脚をやりすぎて内ももの筋がパキっとなったので、これをすり込みながらゆっくりストレッチしてたら、早く治ってきた上にもっと開くようになってきたという。。。
※筋を痛めた時は本当はしばらくストレッチしない方がいいみたいなので自己責任でお願いしますね^^;
筋肉痛、肩や首コリに悩む方へのお土産にも絶対オススメ!
※バルサムボカシはここで買える!↓
食べるビタミンシリーズ
薬屋さんのレジ横に売られていることが多いビタミン飴。
飴といってもカルミンのような(あ、歳がバレる。。。)ラムネのような、ガリガリ噛めるタイプの飴です。※こちらジャムウではありませんのであしからず。
気軽にビタミンCが500mg 摂取できますので、ビタミン不足を感じる方に。
2個つづ入っていて1シートがだいたい10円くらいと激安なので、ばらまき土産によいかと思います。
フルーツ味で普通にオイシイ。
飲むビタミン「CDR」
こちらもジャムウではありませんが、ビタミンCが手軽に摂取できるもので、中身は大きめのカルミンのようですがガリガリとは食べません。
お水に入れるとシュワーっと溶けてオレンジ炭酸水になります。美味しく飲んでビタミン摂取。
日焼けの後やシミ、そばかすが気になる人にもいいんではないでしょうか。
10錠入りで500円弱。
風邪をひいたらトラッアンギン
バリ島で風邪ひいたかな?と思ったらこちらのジャムウ、トラッアンギン(Tolak Angin)。
これを開発したのがディーンフジオカさんの奥さんのお父さんらしいですね!
1袋(15ml)20円ちょっと。
生姜やはちみつやミントなどの入ったハーバル風邪薬です。何個か種類あり。
中身は液体で、味はマズさを甘さで隠そうとしたが隠せてない味、といった感じ。
吐き気、腹痛、熱、頭痛、発熱、喉の渇きなどの症状にいいそうです。
疲労回復にもいいみたいなので、ハードワークの人のお土産にいかがでしょうか。
かかと用クリーム、カンナ
日本だと、冬にみんなかかとが乾燥してクリーム塗りたくったりしますが、なぜか暑いバリ島にいてもかかとがカサカサになるんですね。
自分の乾いた砂漠のようなかかとを見慣れすぎてて、久しぶりに日本に住んでる友達のかかとを見た時のあの驚き。
赤ちゃんみたいに真っ白で超しっとりしてる!!
やっぱり南国だと裸足が多いので汚れやすいし、湯船に毎日入るって人もそんなにいないと思うので角質がたまりやすく、乾燥してカサカサになりやすいんですよね。
ということでこの、かかとの乾燥、荒れ、ひび割れ用クリーム「カンナ」(Kanna)がなかなかイイんです!
青いのが普通タイプで、緑のは美白効果があるそう。
濃いめのテクスチャーですが、塗ると馴染みやすくすぐつるっとします。ベッタベタとかにはなりません。
日本の方は既にみんなキレイなかかとですが、それでもかかとの乾燥が気になる女性は多いので、カサカサの季節のお土産にはピッタリではないでしょうか。
わたしの見たお店では15gが75円くらいだったのでまたしても激安。
まとめ
最初にも言いましたが、ローカルは調子が悪いと、とりあえずオイルでマッサージが定番です。
その時によく使われるのがローカル御用達の3つのジャムウオイル。
ジャムウのレシピで作られた効能のあるオイルなので、実際に使うとそれなりの効果も感じるし、ちょっとした体の不調の手当に手軽でとても便利です。
肩こりや関節痛などでお悩みのお友達へのお土産にも重宝してもらえそうですね。
※オイル類を日本へ持って帰る際、スーツケースで漏れたらえらいことになるので、万が一のことがあっても大丈夫なようにジップロックなんかに入れておけば安心ですよ。
大きなスーパーならこだいたいんな感じで薬コーナーがあります。
最近はドラッグストア風のお店も増えてきましたが、コスメ系はわりと揃ってるけど、ジャムウ商品や昔ながらのバリらしい商品を求める場合は、やっぱりスーパーの薬コーナーの方が品揃えが断然いいと思います。
他にもいろんなものが置いてあるので、コスメコーナーだけでなくマニアックなアイテムの多い薬コーナーもぜひ忘れずチェックしてみてくださいね。
ではまた。
※記事内の商品価格は2018年11月の価格ですので、変動する場合がございます。
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